「Re:北九州の記憶」のお話

ピリカな日々

雨入りしましたね…雨がしとしと…
早く夏らしくカラッと晴れて欲しいところですね~~~。
はい、福岡県の弱小バルーンショップ「ピリカポッケ」で働く従業員です!

今日は!!!
雨が降っていて湿度も高いし、外に出たくない…アマプラもネトフリも飽きたな~…
と思っている方にぜひぜひ観て頂きたい映像を紹介致します(*^_^*)

北九州芸術劇場で毎年行われている「Re:北九州の記憶」という公演があるのですが、
ピリカポッケの店長である寺田剛史氏も、毎年、作家・俳優として参加しております。

「Re:北九州の記憶」とは…?

北九州に住む高齢者の方に、北九州で活動する劇作家たちがインタビューをし、そのインタビューで伺ったお話をモチーフに短編戯曲を作成し、上演するという企画。記録として知っている「街の歴史」ではなく、その場所で暮らしてきた方々のごくごく個人的な記憶から「個人の歴史」を集め、新しい形の「街の歴史」が立ち上げていく、とても素敵な公演です。

もう9年続いているこの「Re:北九州の記憶」。今まで上演された数多くの戯曲から4作品が選ばれ、この度、戯曲紹介として映像化されました。

 


「カンパン」 ↑画像クリックでご覧になれます

まず第一弾は、ピリカ店長の寺田剛史・作の「カンパン」。
陸軍倉庫からカンパンの入った箱を盗んできた姉妹と、その母のある一晩のお話。
カンパンを盗んだ事がバレるとアメリカ兵に連れていかれるという話を聞いた母と姉妹は、この箱を様々な方法で、必死になって、隠そうとします。もちろんこれも、実際に聞いたお話をモチーフに書かれた戯曲です。その時代を生きた家族の必死で切実な姿が、どうにも滑稽。そしてグッとくる。ピリカ店長、俳優としても登場しますので、ぜひぜひ観てください~~~!

 


ブルーエゴナクの穴迫信一さんの作品「春夢/少女歌劇団の話」
↑画像クリックでご覧になれます

そして、第二弾は北九州を拠点に活動する劇団、ブルーエゴナクの穴迫信一さんの作品「春夢/少女歌劇団の話」。
これまた北九州に実在した「小柳少女歌劇団」に所属していた女性のお話をモチーフに書かれた戯曲です。この歌劇団、今で言う「ご当地アイドル」のような存在だったそうで、以前、この戯曲を北九州の高齢者さん達の前で上演した時に、お客さんの中に「ファンでした、懐かしい」と言っておられた方がいました。この企画がなければ、私も知る事のなかった北九州にあった歌劇団のお話。とっても心温まる、クスッと笑える、そんな戯曲になっております。おすすめです。

第三弾、第四弾はこれから公開されるようです。演劇は、劇場に足を運ぶことでしか触れる事ができないように思えますがこのような企画によって、映像で戯曲を紹介してくれるのをおうちで見られる事により、演劇が少しでも皆さんの近くにあるものだと感じられるようになったな~と、個人的には思いました。

本を読むのとも、映画を観るのとも少し違う、「戯曲を観る」という体験はとても不思議な感じがしてオススメです。
風船とは全く関係のない記事になってしまいましたが、気になった方はぜひブログ内のリンクから動画に飛んでみてくださいね~~(*^_^*)

 

北九州芸術劇場

他にも北九州芸術劇場オリジナル動画がたくさんありますのでぜひ覗いてみてください。

 

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